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中くらいのページ

ニュースやネタや色んな感想などを
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ニュースサイトや日記のような物です

設置日(07/20/2003)


さくらん  2007/05/31
サンシャイン 2057  2007/05/27
不明じゃなければ準安全?  2007/05/24
ブラッド・ダイヤモンド  2007/05/12
かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート  2007/05/04
ハッピーフィート  2007/05/01
アルゼンチンババア  2007/05/01
理屈が分らない  2007/04/24
プロジェクトBB  2007/04/21
蟲師  2007/04/21


さくらん
21本目です。

「サンシャイン 2057」を新宿で見た後に帰宅。
15:00〜19:00までぐっすり昼寝して、池袋へ「バベル」を見に行きました。
映画の日で1000円だったんで、久しぶりに1日に2本見ようかと。
が、しかし。
上映開始直後ということもあり、やたら混んでて「前から2列目になります」なんて話だったんで、他を当たってみて結局「さくらん」を見てきました。

子供のうちに吉原に売られてきた少女が、大人になって女性だけの世界をしたたかに行きぬく話。
「おもちゃ」とか「SAYURI」とかと同じ系列ですね。

先に良かったトコだけ言っておくと「映像がキレイでした」。
金魚を映像に多めに入れる手法も好みが分かれるとは思いますが、俺は良かったと思います。
粋ではないですけど、この映画見に来る様な層にはああいう演出で良いんじゃないかと。
あと、木村佳乃と菅野美穂が良かったです。
あのぐらいの演技がこの映画にはちょうど良かったんじゃないかと。

で、ダメだったトコ。

映画の中で話を2本やっちゃってるんですよね。
第1話と第2話みたいな感じでした。
第1話が禿から一人前になるとこまで。
第2話が身請けされるまで。
第1話だけで終わってたら、俺は結構この映画を評価してたかもしれません。
第2話が始まった辺りで「そろそろ終わりだよな?」と思ったんですが、全然終わらずに話が進んでいきまして、会場内が明らかにダレ始めてたのが面白かったです。

更にダメだったトコ。

ラストで説明をしすぎです。
最後はサクラの風景だけで人間は入れなくて良かったんじゃ無いでしょうか?
金魚の多用が無粋だって描きましたけど、ラストは余りにも無粋すぎます。
あんなもん、イチイチ映像にしてみせるべきじゃないだろ!

あと、付け加えるなら、新造とか禿立ちとか水揚げとかって用語は一般の人は知ってるんでしょうか?
結構いっぱい使われてたんですが、普通の人はあんまり使わないと思うんですが・・・

そうそう、土屋アンナいる店の家紋が揚羽蝶だったっぽかったんですが、平家の紋じゃないの?って疑問も残りました。
まあ、家紋なんざデザインとしてきれいだから使ってるのかもしれないですし、俺もそんなに詳しくない話なんで実際に町民が使ってたケースもあるのかも知れませんけどね。

5/1 シネ・リーブル池袋2 21:00〜
Date: 2007/05/31


サンシャイン 2057
20本目。
バベルとか鬼太郎とか見たかったんですが、映画の日だったんで激混みで、見る人の少なそうな「サンシャイン 2057」へ。
ハリウッド映画なんですが、真田広之が出てます。

時は2057年。太陽がその輝きを失いつつあるときに、その輝きを取り戻そうと1隻の宇宙船「イカロス2号」が太陽へと向かった。核爆弾を太陽に打ち込むことにより、太陽を再活性化させようという計画のために。イカロス2号は8人の乗組員を乗せ太陽へと向かったが、その途中で以前消息を絶ったイカロス1号からのSOS信号を受信するのであった・・・
ってストーリー。

なんか、物凄い勢いで「2001年宇宙の旅」なんですよ。
ビデオレターとか、喋るコンピュータとか。
偶然そうなったって言うよりは、意識してそう作ってあるように思えました。
パクりと言うよりはオマージュ?
とにかくやってみたかったんだろうなぁと(笑)
逆に「2001年宇宙の旅」の設定がいまだに古臭く感じないってのは結構凄いことなんじゃないかな?と思えたりもしますし、当時は結構金がかかったであろう事を、いまのCGはアッサリやってのけるなぁと思わせられたりもします。

最初から最後まで基本的には宇宙船の中で話が進んでいきます(たまに船外活動もありますが)。
密閉された空間での息苦しさとか、緊迫感とかは人類に後の無いドキドキ感を増幅してくれますね。
ちょっぴり「宇宙貨物船レムナント6」を思い出しました。

イカロス1号を助けに行くかどうかが話のポイントになるんですが、そこで下した判断が不可解なんですよね。
普通はそうは考えないんじゃないの?と。

あと、後半がなんでああなるのかサッパリだったりもします。
畳み掛ける感じはあるものの、もうちょっとアタマのいい方法があるんじゃないか?とか、結局アレはなんでああなったの?(これネタばれになるから書けないよなぁ)みたいな部分がちょっと多すぎでした。

ストーリーの細かいところを気にしなかったら結構楽しめるんじゃないかと思います。
日曜洋画劇場とかでみると得した感じの1本(笑)

5/1 シネマート新宿1 11:00〜
Date: 2007/05/27


不明じゃなければ準安全?
牛肉輸出、米国を「準安全国」に認定…国際獣疫事務局
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070522it16.htm

なんでこのニュースのメディアでの取り扱いが少ないんだろ?
だいぶフザケた話なんですけどね。

国際獣疫事務局ってところが、アメリカの牛肉を準安全って指定したらしいです。
このニュースによると牛肉の安全性に関するランクは「安全」「準安全」「不明」の3つだけ。
しかも判定してほしい国は申請を出す必要があるらしいです。

で、それぞれ
安全国・・・豪州、ニュージーランドなど5か国
準安全国・・アメリカ、カナダなど6か国
不明・・・・ゼロ
となってるようです。
これ、意味あんのか?

安全国と準安全国の違いは何かって言うと、好きに輸出できる国が安全国で、月齢30ヶ月以上は危険部位を取り除く必要があるのが準安全国。

アメリカって「危険部位の除去」と「月齢20ヶ月以下」って言う簡単な決まりごとを2回も守れなかった国なんですけど、どの辺が準安全なんでしょうかね?
そんな国が何を言おうが信用できなくて当たり前じゃないですか。

よく牛肉の輸入で「安心と安全は違う」なんて話がありますが、アメリカの牛って安心できない上に安全じゃないですよね。
実際に日本で21ヶ月の牛でBSE見つかってるんですし。(20ヶ月未満の牛はBSEにかからない訳ではないです。見つけられない、見つかってないってだけです。)

つうか、いつも書きますけど「絶対に科学的に安全」なんて考えは科学的でもなんでもないんですけどね(笑)

追記:
約束を守れなかったのは2回じゃなくて4回だったらしいです。
「米国産牛:日本向けでないセンマイ 輸入条件違反は4件目」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070519k0000m020076000c.html
Date: 2007/05/24


ブラッド・ダイヤモンド
19本目。

アフリカの反政府組織に拉致され、ダイヤモンド採掘場で強制労働させられた主人公は大きなピンクダイヤモンドを発見する。政府軍によって反政府組織から開放された主人公はダイヤの密売人と知り合い、家族を探すため(そして密売人はピンクダイヤモンドを手に入れるため)の旅に出るが・・・

と、言うお話。
この話自体はフィクションなんですが、舞台設定自体は実際の国で、実際の組織で、実際の環境です(昔の話ではありますが)。

地理的な部分が分らない(AからBまで移動って話になったときに、距離感や方向が掴めない)のと、ブラッド・ピットが何でも出来る(ダイヤの目利き、傭兵、詐欺師)って部分がマイナスポイントなんですが、それ以外はとても面白く見られました。

「実際にこんなひどい目にあってる人がいるってのに、面白いだなんて!」と言われそうですが、クソ真面目だけども実力は無い主人公と、いい加減な嘘ばかりつくけど実力ありまくりの密売人のコンビはハマってましたし、アクションやノンビリするところや感動するところの切り替えもキレイでした。

反政府側も、政府側も、結局は正義じゃなくて利権のために戦ってしまっている。
本当に幸せになるべき国民は虐げられ、生活の意味すら見失ってしまう。
今でもそんな国がゴロゴロあるって事を再認識するのにも、非常に良い映画だと思います。

04/28 池袋東急 12:50〜
Date: 2007/05/12


かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート
18本目。
「ドラゴン・タイガー・ゲート」ってタイトルが言いにくいなぁと思ったんですが、映画を見て納得。
龍虎門って事なんですね。
日本なんだから龍虎門でニュアンス通じるのに・・・

生き別れた兄弟が善と悪に分かれるものの、最後は協力して巨悪を打つ!みたいな感じの映画でした。
ベタです!

出演は、ド兄ことドニー・イェン、ニコラス・ツェー。
予告編のナレーションは千葉繁(笑)
予告編はマジで必見ですよ!
珍しく公式サイトのURLなんかを張っちゃいますんで、見てください
http://kachikomi.gyao.jp/contents/

映像がちょっと新感覚。
丁度こないだ見た三池監督の「龍が如く」みたいな感じでした。
ストーリーも普通、アクションも目新しくは無く、映像もズバ抜けて新しいって訳じゃないんですが、俺の好きそうなシーンが目白押しでとても楽しめました。
暗闇のグラウンドで囲まれている人を助けるために主人公が土煙を上げながら走って来たりするシーンなんかはホントにホームランコース並みに好きなシチュエーションです。

ドニーイェンが本当に兄役なのがちょっと面白かったりしたんですが、弟役(ニコラスツェー)と実年齢が17歳違うんですよね。
兄さんふけすぎだろ!と。
あと、リーシャオランが美人さんでした。

あ、あと公式サイトにもあるんですが、敵の軍団がみんなニット帽にサングラスなんですよ。
テリー伊藤軍団だと思いながら見ると面白さ倍増です(笑)

04/15 シネマGAGA!渋谷 14:20〜
Date: 2007/05/04


ハッピーフィート
17本目。

音痴だけども軽やかにステップが踏めるペンギン「マンブル」が主人公の可愛いペンギンCG映画!

だと思って見に行った人が99%だと思います。
で、見た感想。
「何、この映画?」

楽しいのは中盤くらいまでで、途中から突然環境問題に話が移っていきます。
序盤は歌を歌えない事をコンプレックスに持つ主人公が、他の種族のペンギンたちと出会い、自分の個性を認識して、人と違っても良いんだって事を知っていくみたいな話なんですよ。
なのに途中から「魚が取れなくなったのは人間のせいだ!」なんていいだしまして、魚の乱獲を批判する話に切り替わるんですよ。

冗談じゃねぇ!

環境問題ってのは「人が魚をいっぱい取りました。ペンギンが魚を食えなくなったのは人が取るからです」なんて単純な話じゃないですよね。
例えば温暖化による環境の変化、エルニーニョによる魚の回遊の変化、開発による汚染などなど。
そもそも魚の需要が上がったのは狂牛病に対する対策がいまだに不完全な国があるからです。
それを単純に「人がいっぱい取るからダメ」みたいな適当な結論をつけて一方的な社会批判映画に仕上げるって、どういう了見なんでしょうか?

これね、子供が見る映画な訳ですよ。
子供が見る映画を撮ったときに、真実を伝えないまま環境問題を扱う危うさって物を考えなかったんでしょうか?
俺らは大人ですから「ヒデエな、これ」で話は終わりますけど、子供はそうは行かないわけです。
下手をすれば魚を食べることが悪であるかのような錯覚に陥るかもしれない。
そこまで考えずに撮ったんだとすれば、それはそれで非常にアメリカ的な映画なんですけどね。

京都議定書にサインしてから環境問題語れよって思います。

04/14 池袋シネマサンシャイン6番館 18:20〜
Date: 2007/05/01


アルゼンチンババア
16本目。

母が死んだ日にいなくなった父は、その半年後にアルゼンチンババアと呼ばれる変わり者の家にいることがわかった・・・

と、いう話。
いや、もう全然話が理解できませんでした。
話がっていうよりも心情が理解出来なかったですね。
登場人物のほとんどの気持ちが理解できなくて、どうにも乗り切れない映画になってました。
まあ、乗り切れなかった理由として他に「映画館に幼児を連れてきてる夫婦がいた」ってのもあるんですけどね。
途中で飽きて騒ぐに決まってるじゃないですか、幼児なんだから。
自分達だけよければ良いんだろうか?

で。
こっから先はネタバレします。
どこが理解出来なかったのかを説明したいから。

・子供はどうでもよかったのか?
嫁が死んでそこから逃げたかったって話と、高校生の子供の生活費を工面しないってのは全く別の話です。
子供がいない家ならそれでも良いでしょうけど、仕事をまるっきり投げ出してただ逃げるって何でしょうか?

・アルゼンチンババアの生活費はどこから?
不思議、不思議。

・嫁が死んで悲しくてアルゼンチンババアが好きになった?
なんで?
理屈通らなくないですか
しかも嫁が死んだことはまだ認めなくないみたいな事を言うんですよね。
どっち?

・子供が生まれりゃOKか?
考え浅くないですか?

・思い出の地で住み込みで働く
なんで?
なんで住み込みで働いてんの?
何がしたいの?

なんか、こんな映画をステキな映画だと思う層の人がいることがちょっと信じられないです。
「人の気持ちってのは単純なものじゃない」なんて言われそうですが、その割には簡単に父親を許すんですよね、娘も周りの人も。
ただ何となくで見る分には良いんですけど、ちゃんと頭使ってみるような映画ではないんじゃないかと思います。
映画としては「アルゼンチンババアに魅力を感じられない」とか「家の前に道あるのになんで草原を自転車で?」とか色々と雄問題点はあるんですが、色はきれいでした。

04/08 新宿K'scinema 13:30〜
Date: 2007/05/01


理屈が分らない
牛肉輸入条件緩和で日米合意…米が食肉施設査察を受け入れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070424-00000103-yom-bus_all

なんでミスを犯したアメリカのいう事を聞く必要があるんでしょうか?
ミスが続くから検査させろって文句を言って、それを断られたんだったら「じゃあ、輸入しません」で良いじゃないですか。
別に大部分の日本国民は輸入を望んでるわけじゃないんですから。

梱包を原則的にすべて開封して調べている「全箱検査」ってのがあって、それのおかげで今までは水際で防がれていたものを何で放棄しなくちゃいけないでしょうか?
つうか、箱開けて検査されて困るからやめてほしいって言ってきたんですよね?

なにそれ?
自分たちの失敗を隠したいだけじゃないですか。

全頭検査について科学的ではないなんて言ってますけど、絶対に安全なんて思想の方がずっと科学的じゃない訳です。
しかもコッチが譲歩した簡単な条件ですらちゃんと守れないのに、チェックを拒否ってどういう事なんでしょうね。
今までは守れなかったけど、今後は守れるとでも言いたいんでしょうか?

アメリカ人ってもしかして科学って経済と同じ意味だとでも思ってるんでしょうか?
Date: 2007/04/24


プロジェクトBB
今年15本目。
久しぶりのジャッキー映画です。

ジャッキー映画を見るなら新宿に限りますね!
新宿に来るジャッキーファンはちゃんとみなさん公開初日に並んで見に来ます(笑)
ノリもマナーも良いですしね。

なんと言っても今回の一番の見所はマイケル・ホイとユン・ピョウとの競演!
画面で暴れるユン・ピョウなんて久しぶりに見ましたよ。
出来れば相棒はルイス・クーじゃなくてユン・ピョウでやってほしかったんですが、まあ同窓会映画だと思われてもアレですんで、こんなバランスが良いのかも知れません。

この映画、一番の見所は赤ちゃん!
赤ちゃん、可愛いです。
ちょっと話がダレようが、ストーリーに矛盾が出てこようが、赤ちゃんが笑ってる映像だけで全て持っていかれる感じです(笑)
俺がちょうど前日に知った中国のヒット曲「ねずみは米がすき」を歌って赤ちゃんをあやすシーンなんかがあって、楽しかったです。(それにしても凄いタイトルですよね、ねずみは米がすき。案外良い歌なんですけどね)

カオ・ユェンユェンもシャーリーン・チョイも可愛いですし、ジャッキーアクションも健在、何よりも赤ちゃんが可愛いというオススメ映画に仕上がってました。

あと、劇中でジャッキーたちがやってた「クチをもごもごさせて意思の疎通を図る技」を習得したいです(笑)

04/07 新宿オデヲン座 14:00〜
Date: 2007/04/21


蟲師
今年14本目。
毎度恒例、映画優待券を頂きました。
全然お返ししてません(^_^;

人気コミックを映画化!って事で。
元のコミック知りませんので、そんなに期待もせず、侮りもせず見に行きました。
原作がどうこうってよりも、大友克洋が監督ってのが話題な映画です。

結構批判されている映画なんですが、俺としてはラストがもうちょっとなんとかなってれば及第点をあげられた映画でした。
つまらないと感じることはほとんど無かったんですが、わからない部分はだいぶ多かったです。
特に、主人公とその師匠の話は全体的にどういう経緯でそうなって、どういうところに落ち着いたのかがサッパリ分らなくて、困りました。
最初と最後がそのエピソードなんで、全般的に「分らない」って印象を持ってしまう人が多いんじゃないかと思います。

蒼井優の和装が案外キマってて素敵だったり、山とか谷の風景が素敵だったりと、映像的には素敵映画に仕上がってるんですが、いかんせん「分らない」が付いて回るんですよね。
この分らない感じを許容出来るかどうかが、この映画を楽しめるかどうかの境目になるような気もします。

03/28 新宿ミラノ2 18:50〜
Date: 2007/04/21


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