さくらん
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21本目です。
「サンシャイン 2057」を新宿で見た後に帰宅。 15:00〜19:00までぐっすり昼寝して、池袋へ「バベル」を見に行きました。 映画の日で1000円だったんで、久しぶりに1日に2本見ようかと。 が、しかし。 上映開始直後ということもあり、やたら混んでて「前から2列目になります」なんて話だったんで、他を当たってみて結局「さくらん」を見てきました。
子供のうちに吉原に売られてきた少女が、大人になって女性だけの世界をしたたかに行きぬく話。 「おもちゃ」とか「SAYURI」とかと同じ系列ですね。
先に良かったトコだけ言っておくと「映像がキレイでした」。 金魚を映像に多めに入れる手法も好みが分かれるとは思いますが、俺は良かったと思います。 粋ではないですけど、この映画見に来る様な層にはああいう演出で良いんじゃないかと。 あと、木村佳乃と菅野美穂が良かったです。 あのぐらいの演技がこの映画にはちょうど良かったんじゃないかと。
で、ダメだったトコ。
映画の中で話を2本やっちゃってるんですよね。 第1話と第2話みたいな感じでした。 第1話が禿から一人前になるとこまで。 第2話が身請けされるまで。 第1話だけで終わってたら、俺は結構この映画を評価してたかもしれません。 第2話が始まった辺りで「そろそろ終わりだよな?」と思ったんですが、全然終わらずに話が進んでいきまして、会場内が明らかにダレ始めてたのが面白かったです。
更にダメだったトコ。
ラストで説明をしすぎです。 最後はサクラの風景だけで人間は入れなくて良かったんじゃ無いでしょうか? 金魚の多用が無粋だって描きましたけど、ラストは余りにも無粋すぎます。 あんなもん、イチイチ映像にしてみせるべきじゃないだろ!
あと、付け加えるなら、新造とか禿立ちとか水揚げとかって用語は一般の人は知ってるんでしょうか? 結構いっぱい使われてたんですが、普通の人はあんまり使わないと思うんですが・・・
そうそう、土屋アンナいる店の家紋が揚羽蝶だったっぽかったんですが、平家の紋じゃないの?って疑問も残りました。 まあ、家紋なんざデザインとしてきれいだから使ってるのかもしれないですし、俺もそんなに詳しくない話なんで実際に町民が使ってたケースもあるのかも知れませんけどね。 5/1 シネ・リーブル池袋2 21:00〜
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Date: 2007/05/31 |
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